【岡山理科大学】アントレプレナーシップとは何か? センター設立記念イベント開催
起業家精神を培うとともに産学官民のハブ機能を持つ組織として今年4月に開設された「岡山理科大学アントレプレナーシップセンター」。その設立記念イベントが6月29日、岡山理科大学の理大ホールで開かれました。各界で活躍するパネリストが登壇し、アントレプレナーシップとは何かを改めて確認するとともに、教育にどう生かしていくか、などについて意見交換しました。
開会に先立って平野博之学長は「アントレプレナーシップセンターと言えば岡山理科大学と言われるように、理系的な考えも入れながら独自の形に進化させていって、地元に貢献し、世界に向けて情報を発信していきたいと思っています」と挨拶しました。
次に挨拶に立った南善子副学長が「本センターが目指すのは社長を生み育てることではありません。起業という枠を越えて自ら問いを立て、周囲を巻き込みながら新たな価値を生み出していく生き方を学ぶ場です」とセンターの方向性を示しました。
続いて基調講演。第1部では理大工学部卒業後、有限会社サイバーコネクション(現ベイシス株式会社)を起業し、東証グロース市場上場に導いた同社代表取締役の吉村公孝氏が「私のアントレプレナーシップ~人生を変えた挑戦の連続~」と題して自らの経験談を披露。アントレプレナーシップとは「新たなことに挑戦し、新しい価値やイノベーションを作り出す姿勢や行動」とし、「人生を変えるのは才能ではなく、挑戦の回数である」と挑戦することの大切さを強調しました。
第2部では著書に「13 歳からのアントレプレナーシップ」があり、今年アントレプレナーシップ教育の活動が認められ文部科学省主催の「アントレプレナーシップアワード2026」を受賞した、茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校校長の生井秀一氏が「中学高等学校でのアントレプレナーシップ教育」について講演。高校現場での取り組みなどを紹介し、アントレプレナーシップは“夢を叶える技術”とし、「成功を目指すのではなく、意義のある問いに挑み続ける」ことが重要と説きました。
パネルディスカッションでは、各界のステークホルダーの皆さんが「大学のアントレプレナーシップセンターへの期待」をテーマに意見交換し、アントレプレナーシップを広めていくことで一致しました。モデレーター(進行役)はセンター次長の林恒宏教授が務めました。
生井氏のほかのパネリストは次の皆さんです。
●文部科学省産業連携・地域振興課産業連携推進室専門職、中川典哉氏
●次の灯株式会社代表取締役兼岡山イノベーションベース代表理事、黒川聖馬氏
●中国銀行地方創生 SDGs 推進部上席スペシャリスト、武田憲和氏
●岡山市創業支援・雇用推進課スタートアップ支援係係長、塚原義博氏
●中小企業基盤整備機構岡山大インキュベータ チーフインキュベーションマネージャー、山田邦明氏
●吉備オープンイノベーション協会女性活躍推進グループ、森廣美郷氏
■岡山理科大学アントレプレナーシップセンター■
経営学部の本下真次准教授がセンター長、林恒宏教授がセンター次長を務めます。センターの理念は「教育、起業支援、産学官民連携を通じて、学生や研究者のアイデアと技術を事業へと育てる支援を提供し、地域とともに新しい価値を生み出すエコシステム形成に貢献する」ことです。中四国の大学が連携してアントレプレナーシップ教育と大学発スタートアップ創出の事業を行うPSI(Peace & Science Innovation Ecosystem)に2年半前、参画したことが設立につながりました。学外の機関と連携しながら、学生や研究者の挑戦をバックアップします。
約150人がパネリストの意見に熱心に耳を傾けました
「世界に向けて情報を発信していきたい」と挨拶する平野学長
センターの方向性を示した南副学長
事業概要を紹介する本下センター長
基調講演する吉村公孝氏
「アントレプレナーシップは“夢を叶える技術”」と話す生井秀一氏
文部科学省の中川典哉氏
次の灯株式会社の黒川聖馬氏
中国銀行の武田憲和氏
岡山市の塚原義博氏
中小企業基盤整備機構の山田邦明氏
吉備オープンイノベーション協会の森廣美郷氏
岡山理科大学 : https://www.ous.ac.jp/


