芝浦工業大学、大宮・豊洲キャンパスの女子トイレに生理用品を無償設置
芝浦工業大学が、女子学生の増加を背景に、2025年度より大宮及び豊洲キャンパスの女子トイレに無償で生理用ナプキンを設置し始めました。大学のSDGs宣言に従い、全ての生徒が安心して過ごせる環境を保持するための一つの試みです。ポイント概要設置先: 大宮キャンパス(2号館、5号館、6号館)、豊洲キャンパス(教室棟3階・4階、本部棟4階)豪快手法: 女子トイレに生理用ナプキンを設置し、無償提供を開始女子理工系人材育成: 全学的に推進目標: 2027年の創立100周年に向けて女子学生比率30%以上を目指す女子学生が安全に学べる環境への一環芝浦工業大学はDE&I(Diversity:多様性、Equity:公正性、Inclusion:包摂性)の観点から、多様なメンバーが尊重され、力を発揮し、イノベーションをもたらす環境へと向けて全学的に取り組んでいます。ここには女子理工系人材の育成も含まれており、2025年4月時点で、学部の新入生2,057人のうち27.8%に当たる572人が女子学生でした。先述の生理用品の無償提供は、登校時の急な生理や手持ちの生理用品不足などによる不安を感じることなく、女子学生が安心して大学生活を送れるよう支援する一部です。多様性を力に変える一歩として芝浦工業大学の磐田朋子副学長は「多様性が新たなイノベーションを生み出す原動力になるという考えから、ジェンダーギャップの解消に取り組んでいる」と述べ、理工系分野のジェンダーバランス改善に向けたこの未知なる試みを高く評価しています。副学長は「今回の生理用品の無償提供は、女子学生が安心して学業に専念できる環境づくりの一環です。本学は今後も女子学生の進学を後押しし、未来のイノベーションをけん引する人材育成と環境づくりを推進して参ります」と話しています。芝浦工業大学の概要芝浦工業大学は東京都と埼玉県に2つのキャンパスを持ち、4学部1研究科が所属し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が在籍しています。特に学生の海外派遣数と産学連携の研究活動においてはトップクラスとして知られています。2024年度以降、工学部は学科制から課程制に移行し、2025年と2026年ではそれぞれデザイン工学部とシステム理工学部で教育体制を再編する予定です。そして、2027年の創立100周年を迎えて、アジアの工科系大学トップ10入りを目指しています。詳細のURL:https://www.shibaura-it.ac.jp/